COLUMNショクブン通信
食のプロが、おいしい料理のコツをアドバイスします。
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【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生10月
秋も深まり、スポーツの秋、そして食欲の秋ですね。
過ごしやすい季節ですが、朝晩と日中の気温差によって体温調節が難しく、体調も崩しやすくなるので注意が必要です。
夏の疲れが残っていると秋バテの症状(疲れやすい、よく眠れない、食欲がないなど)も出てくるので気をつけましょう。 -
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【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 9月
日中の暑さは残りますが、朝晩はだんだんと涼しくなる季節。空気が乾燥するので「肺」に負担がかかり、のどや鼻の粘膜に炎症を起こしやすくなります。さらに、秋は寂しさを感じて気分が落ち込みがちに。カラダの気の流れも悪くなるのでリフレッシュできる時間をつくりましょう。また、夏の疲れが出やすい胃腸のケアも大切です。
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【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 8月
8月は夏の暑さや発汗から体力の消耗を感じ、夏の疲れが出やすい時期です。特に、胃腸の働きの低下を感じるかもしれません。食欲がない、疲れやすい、カラダがだるいなどの症状が出てきます。そのため、中国医学では特に胃腸のケアが必要な時期といわれています。しっかりとカラダのケアをして、秋に疲れが出ないように整えていきましょう。
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【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 7月
7月はだんだんと気温が上がり、梅雨から夏に移り変わる時期。冷房を使うことによる冷えや夏のむくみにも気をつけながら、これから訪れる本格的な暑さに向けて夏バテや熱中症の予防も大切です。今回は、気カ・体力の消耗を防ぐための養生法をこ紹介します。
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【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生 6月
6月はジメジメとした梅雨の季節。高温多湿でカラダのなかにも湿気がたまりやすく、水分代謝が悪くなります。そのため、だるさやむくみ、食欲不振、疲労感、めまい、不眠などの症状が出やすく気分も落ち込みがちに。そんな梅雨の時期におすすめの養生法をこ紹介します。
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【薬膳料理家監修】ごぼう篇
食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素を多く含むごぼう。晩秋から冬にかけて旬を迎えますが、夏には「夏ごぼう」とも呼ばれる柔らかくて香りがよい新ごぼうが出回ります。実は、ごぼうを食用として日常的に食べているのは日本や韓国、台湾など一部の国だけ。欧米や中国では、主に解毒効果のある薬草として扱われているのです。
日本ではおせち料理の「たたきごぼう」や「煮しめ」、花びら餅にも入れるなど、ハレの日の縁起物として料理に使うことがあります。ごぼうは地中に根を深く張ることから、延命長寿や家庭が土地に根付いて安定するようにとの願いが込められているそうです。
ごぼうは食物繊維が多いことから、腸内環境を整えてくれるため大腸がん予防への効果が見込まれています。他にも、ミネラルの中では特にカリウムが豊富で利尿作用が高く、むくみ予防にも効果的です。最近ではポリフェノールを多く含む老化予防の食材としても注目されています。 -
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【薬膳料理家監修】ホタテ篇
高タンパクで低カロリーのホタテは、ダイエットや筋トレ中の方には気になる食材。冷凍やボイル、干し貝柱など多くの加工品もあり、さまざまな料理に重宝されています。中でも干し貝柱は栄養が凝縮され生のものよりも有する効果が高くなるため、中国ではフカヒレ、干しアワビ、干しナマコに並ぶ「四珍」のひとつとされており、薬膳スープの材料としてもよく使われています。
ホタテには、疲労回復効果や集中力がアップするビタミン B1や、肝機能を強化し、疲労回復効果のあるタウリンが 豊富に含まれています。タウリンは魚介類に多く含まれて おり、コレステロールや中性脂肪を減らしたり、血圧を下げ たりする効果も。また、ホタテはアミノ酸やグルタミン酸、 貝類に含まれるコハク酸などの旨味成分に富んでいるため、
味にも深みが出ます。
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【薬膳料理家監修】タイム篇
すっとした爽やかな香りが特徴の香草、タイム。タイムの名前の由来は、勇気や気品という意味のギリシャ語 「テュモス」からきているといわれています。ハーブの中では最も強い殺菌効果と抗ウイルス作用があり、冷蔵庫がない時代にはタイムを料理に使うことで保存性を高めていたそうです。古代エジプトでミイラの防腐剤として使われていたことからも、その効果をうかがうことができます。
タイムが持つ強い殺菌作用は、免疫力を高め、感染症を防いでくれる働きがあります。かつてヨ ー ロッパでペストが流行したときには、お風呂に入れて感染予防に役立てていたそうです。今でも、のどに痛みがあるときや、風邪・インフルエンザなどを予防したいときには、タイムのハーブティーでうがいをすると効果が見込めますよ。芳香成分のカルバクロールにはリラックス効果もあるため、冬から春にかけての自律神経が緊張しやすい時期におすすめのハーブです
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【薬膳料理家監修】陳皮篇
陳皮とは乾燥させたみかんの皮のこと。主に生薬として認知され、身近なところでは七味唐辛子や五香粉、お屠蘇にも使われています。日本でもみかんはその昔、食用としてではなく薬用として用いられていたのだとか。中国では「陳」という文字に「古い」という意味がありますが、10年以上の年代ものは「古皮」と呼ばれ、古ければ古いものほど薬効が高くなるといわれています。
みかんの皮や白い筋に多く含まれるヘスペリジン(ポリフェノールの一種)は、血管を拡張させるため、血行がよくなり、冷えの改善に効果的。また、香り成分のリモネンは、気の巡りをよくして胃の働きを活発にする効果もあります。加えてリモネンには、リラックス作用や脂肪燃焼にも効果が期待できるため、お風呂に入れて入浴剤代わりにするのもおすすめです。