【薬膳料理家監修】お体メンテナンス 免疫力を上げる季節の養生7月
湿度の高い季節は、カラダがだるくなり、むくみもひどくなります。
さらに、カラダに余分な水分がたまると胃腸の働きは低下し、栄養を十分に吸収できなくなります。
また、夏の本格的な暑さは体力や気力を消耗させます。
この時期は余分な水分を排出し、胃腸をいたわって体調をととのえていきましょう。
食養生
豚肉はスタミナ食材のひとつで滋養強壮効果が抜群です。
豚肉に多く含まれるビタミンB1はエネルギー代謝を高める栄養素ですが、カラダに吸収されにくいことがネックです。
そこで、玉ねぎ、にんにく、ニラ、らっきょうなどに含まれるアリシンと一緒に組み合わせ、ビタミンB1の吸収率をアップさせましょう。
今回の酢豚のタレには「サンザシ」という果物が入っています。
薬用としても利用される食材で、爽やかな酸味があり、豚肉の脂っぽさを和らげ、消化をよくする働きがあります。
また、麻婆豆腐の花椒は胃腸の働きを高め、むくみの解消に効果的。食欲もアップするメニューです。
お腹さすり養生
朝起きたときにお腹が重くもたれていたり、空腹感を覚えなかったりすることがあります。
これは、疲れや冷え、消化不良によって胃腸が正常に機能しなくなっているのが原因です。
そんなときは、起きた直後と寝る前にお腹さすりをしてみましょう。
あお向けに寝て、女性は左手を上に、男性は右手を上にしてお腹の上におき、
両手を同時に動かして50~100回さすると胃もたれが解消され、お腹が軽くなるのを感じられます。
いいこと日記で心養生
いいことやうまくいったこと、成功したことがあったら書き留めておきましょう。
いいこと日記として1冊のノートをつくるのもいいですし、スマホのメモにどんどん書きためておくのもいいでしょう。
書くことにより意識的に自分を肯定することができます。
気分が落ち込んだ時、このノートを見ると効果抜群!気分を回復させてくれます。
薬膳メニュー
四川風本格麻婆豆腐
豚コマ団子の酢豚サンザシソース
豆苗と大豆もやしのナムル